マスク

こんにちは。

最近になって思うのですが、パンデミックの影響で3年間マスクをしていた日本人それぞれが今現時点でマスクを外してコミュニケーションを取る。すごく新鮮で不思議な感覚ですよね。

3年間、その人の顔が見えない状況にいた時、勝手に相手の顔を想像して、こんなもんじゃない?って結論が出てしまう不思議とこの3年間で人間のほとんどの印象は顔なんじゃないかと思いました。不思議ですね。顔と言う1枚の肌、その1カ所の印象で、こんなにも相手の感情や考え方、どんな笑いかたをするのかもマスク1枚で隠してしまえば全く情報が入って来ません。顔の印象とはそれだけ大きなものだったのですね。例えば初見であった人に初めてマスクをとってコミニケーションを取る時、どうしても相手の顔を下半分に目線が行ってしまう。これ不思議ですよね。相手のことを理解し相手と共感し、わかったつもりになっていても、マスクを取った顔を見るとガラッと印象が変わってしまう。いい意味でも悪い意味でも不思議ですよね。人間の個性って何なのかなぁって考えています。例えば生まれた頃から、相手の顔を識別できない障害を持った人がいると聞きました。不思議ですね。人の顔が識別できないと相手が誰なのかわからないのかなあと思うんですけど、でも結論として顔以外の情報からその人の中にある個性をいろいろ理解してしまう。逆に顔なんてない方が人間は豊かなんじゃないかなってちょっと思ってしまいます。顔があるからイケメンブサイクがある顔がある。顔があるから美男美女がいる。でも、そのことに縛られて相手の外見だけで判断してしまうと人間は、顔の皮膚1枚で、その人の感情や思考、人間性に至るまで推察してしまう不思議な感覚があります。でもこれはナンセンスです。だって人には人の人生があっていろいろな経験をして、いろいろ悩んで、困ったり人を助けたり、そういったことを連続で1人の人間の人格が作られているんですよね。クラスメイトの顔を知らない。小学生中学生たちは結局クラスメートの顔を知らないまま卒業していくと思うとなんとも味気ないものなんじゃないでしょうか。マスクと言う紙1枚で何か遮られている。何かを遮断してしまってる気がする。そんな3年間でしたね。でもこれは現代人だから経験できるすごく特殊な経験だと思いますよね。昔の人はマスクの下なかったし、情報がこれだけ広く伝達することもなかったから、疫病が流行ったとしても大変なことが起こったて大騒ぎして、それ以上は対策の立てようは無いですからね。でもほんとに子供たちがかわいそうです。学校に行って友達の顔を知ることができない。マスクではじめまして。そしてマスクでお別れ。なんかせっかくの多感な時期にドキドキ、ワクワクして人を好きになったり、友達と遊んだりすることもできないまま学校の授業だけ出てるって。すごく味気ない気がするんですよね。この3年間ほんとに特赦3年間だったと思います。どちらかと言うとあったほうがいいような、なかったほうがいいようなどちらとも言えるよなパンデミックの終息ですよね。コミニケーションを取るのに、こんな藤生だった時代はなかなかないと思います。でもこれから先色々と開けていって、明るい未来が待っていることを望んで希望しないようにしたいですね。だって生きてるんだもん。希望があると信じる限り、人生に希望はある。そんな感じがするんですよね。